コールユーブンゲン。。。「定番だから」では危険!

こんばんは

昨日は「視唱」について簡単にご紹介しました。


そして

その視唱用の教則本として最も有名であろうものが

タイトルにもある「コールユーブンゲン」。


ご存知の方、やったことあるよ、という方も多いかもしれません

音大の入試でも課せられる、大定番です。





が。



実は私は生徒さんにはあまりお勧めしません

場合によっては使う場合もありますが、その時は他の本も組み合わせて足りないところを補います



「実力を測る」にはとてもよい材料だと思いますが

「実力をつける」ためにはあまり向かないと考えています。



理由  1⃣
ほとんどの割合をC-durが占めている。
また、調号のつく調で易しめのものがない。

現実にはC-dur以外の曲もたくさんありますし、初歩の段階から違う調にも触れる方が良いと考えています。


理由  2⃣
mollの量が圧倒的に少なすぎる。

①と同じ考えです。


理由  3⃣
機械的に音程をとることばかり主眼に置いて作られている。
(音楽的・メロディアスでなく、実践的でない)
①②とも関係しますが、結局durとかmoll、トニック・ドミナントetcとは離れた次元で
「音程だけ」とることに徹しています。

カデンツの中で音をとる練習をした方が効果的だと考えています。
 なぜなら人の体が自然な状態でそのようにできているからです。
 (詳しくは別の機会に!)


というわけで批判的なことばかり書いてしまいましたが

目的によっては良い訓練になると思います。
(無調の曲とか、和声感が難しい曲を歌うとき等)


何も疑わず

「みんなやっているから」
「定番だから」

という理由では選ばない方が良いですよ。


音楽をとりまく環境は日々変化しています。

新しい手法や本も次々と出てきていますから

昔ながらのやり方だけにとらわれず

教材研究も怠らずにいようと思います

楽譜の読み方(ソルフェージュ、楽典)について、疑問やお悩みを募集しています。
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