絶対音感②

前回から少し間が空いてしまいました。

内容はそれぞれ独立していますが、絶対音感①もご興味がありましたらご覧ください

今回は「絶対音感はあった方がいいのか?」について私なりの考えを書いていきます💨



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さて、普段私たちが耳にするドレミファソラシド


これはご存知かもしれませんが、平均律という方法で調律されています。


実はこれ以外に、ピタゴラス音律、純正律、中全音律といった音律があって

それぞれ良いところと悪いところがあります。
あちらを立てればこちらが立たない、三つ巴状態💦


その中で、結果的に平均律が主流になったのは

平均律が優れているからではありません



平均律が一番便利だったからです。

何に便利かというと転調のしやすさです。


平均律は半音ごとに幅が均一になっているので

どの音からでもドレミファソラシドが同じように鳴らせます。

そのため、曲の中で転調することも可能ですし

異なる調の曲を続けて演奏することもできます。




ただし、先ほども述べたようにどの音律にも良いところと悪いところがあります。


平均律は便利さのために

他の音律よりも音を犠牲にしているところがあります。


平均律以外の音律は

様々な計算方法を用いて、音階の音を割り出しています。


音の幅は均一ではなく

平均律と比べると、高い音、低い音があったりします。


例えば、ピタゴラス音律だったらFisとGesは異なる音ですが

平均律では均されて同じ音として扱われます。
音名についての解説はこちらこちら



純正律と中全音律では

長3度がより溶け合うきれいな音になるそうです。
音程についての解説はこちらこちら



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ここまでの内容を踏まえて。



平均律を基準にして絶対音感を身に着けても

損をしてしまうのではないか


と私は思っています。



それよりも「この音とこの音は溶け合うな」と感じる耳を養う方が

音楽的で、人を感動させる音楽を奏でられるような気がします。



弦楽器や管楽器、人の声など音程が変えられる場合は
すべての音律のいいとこ取りができますからね

これが本当の意味での相対音感ではないかと思うのですが
こういう意味で使っている人がどれだけいるのかは ???

ピアノのように音の高さを変えられない楽器でも
音の強弱を変えることで印象を変えることができますよ💡
※pで弾くと音が低く聞こえるのを利用する

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世界的に有名な音楽家の中でも、絶対音感がない方は意外と大勢いらっしゃいます。

でもどなたも音に対する感性の鋭さはものすごいです


この記事をご覧のみなさんも

「溶け合う音」

探してみてくださいね


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